※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

アイスに消費期限がない理由は?食べかけでも保存できるの?

アイスには賞味期限が書かれていません。

氷アイスならともかく、ミルクや卵など腐りやすい材料で作るアイスクリームにも期限がないのは不思議ですよね。

 

なぜアイスには賞味期限が書かれていないのか?

100年経っても食べられるのか?

食べかけのアイスも保存できるのか?

アイスクリーム保存の疑問についてまとめました。

スポンサーリンク

なぜアイスに賞味期限がない?

アイスを買って来たら当然冷凍庫にしまいますよね。

お店でもアイスは冷凍ケースに入った状態で売られています。

アイスに消費期限・賞味期限がないのはこの冷凍保存のためです。

 

食べ物は付着した菌が増えることで腐ります。

しかしアイスを保存できるくらいの低温だと菌は増殖できません。

一般的に売られている冷凍庫では、温度が-18℃~-22℃になるよう作られています。

これは菌の発育限界温度が18℃であることからきています。

菌の種類によって活動できなくなる限界温度は違いますが、18℃ならほぼ全ての菌の活動を止めることができます。

 

さらにアイスは、温度さえ守れば品質が変化しにくいという特徴もあります。

そのためアイスは「要冷凍」または「-18℃以下保存」の表示をつけることで、賞味期限を記さなくてもいいことになっています。

 

賞味期限があるアイス?

アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイス・氷菓。

どのアイスにも賞味期限は表示されていません。

ところが唯一賞味期限があるのがフローズンヨーグルトです。

 

フローズンヨーグルト

アイスのように見えますがフローズンヨーグルトのジャンルは「発酵乳」。

生きた乳酸菌が含まれているので賞味期限を明示する必要があります。

まあ1年以上はもつので気にする必要はあまりないんですけどね。

 

アイスは永遠に保存できる?

アイスは永久に保存しておけるものなのでしょうか?

 

残念ながらそれは難しいです。

いくらアイスが劣化しにくいとはいえ少しずつ風味は失われていきます。

数年ならまだしも、10年20年レベルになるとかなり味は落ちてしまいます。

 

さらに家庭用の冷凍庫だと日常の開け閉めでアイスの表面温度が上がることも少なくありません。

庫内にある他の食品からの匂い移りも気になりますよね。

いくら賞味期限がなくても何十年ももつわけではありません。

アイス会社も1年くらいで食べることをすすめています。

 

食べかけアイスは保存できる?

では食べかけのアイスはどのくらい保存がきくのでしょう?

これはできるだけ早く食べるようにメーカーから推奨されています。

 

例えばカップアイスを半分ほど食べて残しておく場合。

アイスには唾液のついたスプーンが触れるので菌が付着します。

食べている間も菌は増え続けて、冷凍庫に入れられてアイス温度が下がると増殖が止まります。

冷凍では菌が増えるのは止められても殺菌はできません。

 

この段階では食中毒を起こすような菌の数ではないので、すぐ食べてしまうならさほど問題はありません。

しかし長く保存しておくと、冷凍庫の扉が開くたびに少しずつ菌が増殖します。

菌が減ることはないのでいつか限界を突破しても不思議はありませんよね?

 

なので口をつけてしまったアイスなら当日中。遅くても翌日には食べるべきです。

あきらかに食べきれないサイズなら、はじめに口をつける前のスプーンで皿に取り分けてましょう。

保存ぶんのアイスに口をつけなければ菌のリスクはかなり減らせます。

それでも数日中には食べたほうがいいですね。

 

開封したアイスは劣化が早い

たとえ口をつけなくても開けたアイスは保存には不向きです。

その理由は味の劣化です。

空気に触れるとアイスは溶けやすくなり風味も急速に落ちていきます。

食べかけのファミリーサイズアイスを久しぶりに食べたらカチカチで激マズ。

なんて経験がある方もいるのでは?

 

アイスとは牛乳・卵・生クリームに香料と砂糖を入れて凍らせたもの。

そのままではただの氷ですが、撹拌させて空気を含ませ氷粒子を小さくすることで口当たりを良くしています。

なので溶けたアイスを再冷凍しても元には戻りません。

凍らせた牛乳のような水と脂肪分が分かれた変な物体になります。

材料が混ざっていないので当然おいしくありません。

水分と乳脂肪では融点(凍る温度)が違うので、凍らせても分離してしまうんですね。

 

再冷凍したアイスは傷んでいるわけではないので食べても問題ありません

ただ不味いだけです。

とはいえ分離したアイスなんか食べたくないですよね。

なので開封済みは早めに食べるのをおすすめします。

 

アイスの保存のポイントまとめ

  • アイスに賞味期限はない。
  • -18度以下で冷凍保存。
  • 冷凍庫の開け閉めはなるべく減らす。
  • 食べかけアイスはその日に食べる。

 

  • ファミリーパックに口つけたスプーン入れない
  • カップ内の中蓋を取らない。
  • 中蓋なしならアイス表面をラップで覆う。
  • カップ全体をビニール袋に入れて保存。

 

アイスなので腐る心配はほとんどありませんが味は落ちます。

保存のポイントは温度と酸素。

中蓋はアイスに密着しているビニールの蓋のことです。

スーパーカップも蓋取るとビニールがありますよね。

あの中蓋も残すほうが酸化しにくくなります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました